MKVに保管している動画や音声を編集する時に、どのようなソフトを使えば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。MKV編集ソフトは数多くあり、機能や使い方も異なります。MKV編集は簡単に操作ができて、多くの機能が搭載されたソフトがおすすめです。今回は、簡単に操作が可能で、かつ高機能なMKV編集ソフトをご紹介します。
MKVとは
MKVとは、動画に付随されているデータを格納するためのコンテナフォーマットです。
コンテナフォーマットとは、動画内に含まれている音声や映像などの幾つかのデータをまとめて格納する事ができるファイル形式の事を言います。
MKVに格納できるデータは高画質なので、ハイビジョン映像のデータを保管する際によく用いられています。様々なメディアデータを格納できるので、汎用性が高い点も特徴です。
MKVファイルのトリミングなら、EaseUS Video Editor
MKVファイルのトリミングをするなら、フリーソフトEaseUS Video Editorがおすすめです。
トリミング機能が豊富に揃っているので、複数のアスペクト比から選択する事ができ、MKVファイルのカットやマージも行う事ができます。しかもトリミングだけではなく、数々の機能を搭載しているので、細かい部分までしっかりと編集する事ができる点も魅力です。
操作方法も大変分かりやすくなっているので、初心者でも簡単に使用する事ができます。
対応している機種は、Windows7・8・10です。
【使い方】
1. 利用する際には、始めにEaseUS Video Editorをダウンロードして、ソフトをパソコンにインストールしてください。
2. 操作方法はまず、プロジェクトをタイムラインに追加しておきます。プロジェクトを作る場合は、動画に合わせたアスペクト比を選んでおいてください。
3. 次に、動画を取り込んでタイムラインにドロップします。 タイムラインでは再生ヘッドをクリックし、トリミングしたい部分までドラッグしてください。
その際は、 始めに分割した上でドラッグするようにしましょう。
4. 最後に再び動画を分割したら完成です。 ちなみに、動画の開始部分もしくは終了部分から必要な長さまでドラッグすることで、分割せずにトリミングすることもできます。
操作が簡単VideoSolo 動画カット
VideoSolo 動画カットは、MKVの編集が大変簡単にできるフリーソフトです。
実用的な機能を多く搭載していて、カットや画面回転、動画結合などを行う事ができます。動画を無劣化で編集できる点も魅力のソフトです。
MacおよびWindows8・10に対応可能となっています。
【使い方】
- 使用前にはVideoSolo 動画 カットをインストールしてください。
- 動画を編集する方法は、まず画面上に表示されている標準クリップと高級クリップのどちらかを選択します。
- ちなみに、高級クリップを選択した場合には何度でも分割する事が可能です。
- 次に、タイムラインでドラッグし、動画の編集したい部分を選択します。
- そして画面右下の保存をクリックしたらMKV動画の編集ができます。
様々なフォーマットに対応するAvidemux
Avidemuxは、様々なフォーマットに対応するフリーソフトです。
多くの機能を搭載しているので、MKVファイルをカットして編集する事もできます。定期的にアップデートを行っているので、常に最新の機能が更新されている点も魅力のソフトです。
【使い方】
1.操作方法は、まずAvidemuxをダウンロードしてパソコン内にインストールしたら、画面上のファイルを開いて編集するファイルを読み込みます。
2. この時機種によっては様々なダイアログが表示される可能性があるので、そのつど「はい」を選択して先に進みましょう。
3. ファイルを結合する場合は、画面上に表示されているファイルから「追加」へ進み、編集したい動画ファイルを選択することで編集できます。
4. 音声を抽出する場合には、画面の上部に表示されている「音声」から、「音声を保存」を選択して下さい。
5. そして「名前を付けて保存」のダイアログが表示されるので、ファイルの保存先やファイル名を指定すれば完了です。
動画編集にはVSDC Free Video Editor
VSDC Free Video Editorは、動画編集の機能が豊富なフリーソフトです。
プロ版と無料版があり、無料版でも様々な機能を搭載しています。例えば基本的なカット編集やBGM、テキストテロップやトランジション、書き出しなどが行えます。ただしトップ画面上に様々な機能が細かく表示されているので、非常に見にくい点がデメリットといえるでしょう。
【使い方】
- 操作方法は、まずダウンロードを行ってパソコンにインストールしたら、プログラムを実行して「新しいプロジェクト」を選択します。
- 画面右上に表示されている「アカウント」を選んだら、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
- そして画面上に表示された一覧から、編集したい機能を選んで編集を行ってください。
MKVファイルのカットができるFreemake Video Converter
Freemake Video Converterは、MKVファイルのカットができる編集ソフトです。
MKVファイルのカットやトリミングをするオプションを利用すると、ファイルを変換する前に、基本的な編集作業ができます。例えば、カットや結合、回転などを行う事が可能です。編集が終了したら、希望するファイル形式に変換する事もできます。
対応機種は、Windows10・8・7およびVistaとXPとなっています。
【使い方】
- まず、Freemake Video Converter無料ソフトのダウンロードを行い、パソコンにインストールしてください。
- そして画面左上に表示されている「動画変換」を選択して、トリミングのマークをクリックします。
- 画面下部のセグメントのバーにトリミングをドラック&ドロップして、動画のカットを行います。
- カットしたい部分を設定したら「OK」をクリックしたらカットが完了です。
MKV編集におすすめ!DVDFab 動画変換pro
DVDFab 動画変換 proは、MKVを編集する際にはおすすめのソフトです。
動画変換の機能を豊富に搭載したソフトなので、様々な編集を行えます。例えば、画面の明るさや彩度の調整、トリミングやアスペクト比を変更する事もできます。完全に無劣化でMKV動画を分割できることも魅力です。その他にも、ビデオから動画へと変換する事もできるので、あらゆる場面で活用できる汎用性の高いソフトとなっています。
MKVファイルの詳細まで編集する事もできる点も特徴です。詳細設定メニューから、エンコード方式や解像度、ビデオ品質やビデオのフレームレートなどから選択して設定する事ができます。更にDVDFab 動画変換proは、独自の字幕や透かしを簡単に追加できるので、利用者のオリジナリティを生かした動画編集ができるソフトなのです。
【使い方】
- 操作方法は、まず最新版のDVDFab 動画変換ソフトをダウンロードしてインストールを行って下さい。
- そして画面上部に表示された「変換」オプションをクリックしします。
- 続いて「フォーマット」>「他のプロファイルを選択」から「MKV」をクリック選択します。
- 動画編集のアイコンをクリックして、動画のトリミング、クロップ、水透しや外部字幕を追加、動画反転などの編集が出来るようになります。
iMovieはMac向けの編集ソフト
iMovieは、Mac向けの編集ソフトです。
Macに標準搭載されているので、Macを利用している人は手軽に利用する事ができます。
編集機能も豊富で、動画をカットする事やテロップを挿入することなども可能です。音声機能が豊富に揃っている事も特長で、80個以上の効果音などを自由に利用できる点も魅力のソフトです。
【使い方】
- iMovieは編集する前に、編集したい動画をアップロードしておかなくてはいけません。動画をアップロードする方法は、まずimovieのトップ画面上の「+」マークをクリックしてください。そして編集したい動画データのフォルダを開き、アップロードを行います。
- アップロードが行われたら、動画が表示されます。その動画を画面下部にドラック&ドロップしたら完了です。
MKVの編集ソフトは使いやすさと機能で選ぼう
MKVの編集ソフトは使いやすさと機能で選ぶようにしましょう。MKVの編集ソフトは様々な種類があり、初心者向けのソフトもあれば、プロ仕様のソフトもあります。その為、どのような目的でMKVを編集したいのかを明確にして、自分に合ったソフトを選択する事が大切です。使いやすいMKV編集ソフトを選んで、オリジナリティあふれる動画を編集しましょう。
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