M4Aは、音声データを記録するファイルの拡張子のひとつ。Apple社が定めたファイル形式であるM4Aは、iPhoneやiPadといったApple製品で再生可能です。
この記事では、M4Aの音声ファイルをWAVへスムーズに変換可能なフリーソフトを複数解説します。
M4AをWAVに変換してより使い勝手の良いファイルにしたい方は、ぜひご覧ください。
- そもそもM4A、WAVとは?
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス1:RealPlayer
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス2:DVDFab 動画変換
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス3:XMedia recode
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス4:XRECODE3
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス5:TAudioConverter
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス6:Online Audio Converter
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス7:Convertio
- M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス8:AnyConv
- まとめ
そもそもM4A、WAVとは?
M4Aは先ほどの通り、音声ファイルの拡張子です。

音声品質が良く容量も軽いというメリットを持っていますが、その一方で「まだまだ対応しているプレーヤーや編集ソフトが少ない」という弱みもあります。
そのため「Apple製品以外で再生しようとしたら、できなかった…」のように困った経験のある方もいるのではないでしょうか。
M4Aの音声ファイルを他社製品で再生するためには、ほかの音声ファイル形式に変換する必要があります。

音声ファイルの中で特におすすめなのが、WAV。WAVファイルはWindowsの標準音声ファイルであり、さまざまな端末で再生が可能です。
著名な音声編集ソフト「Audacity」やAndroidスマートフォン、マイクロソフトが開発したWindows Media Playerなど、幅広い機器・ソフトで再生することができますよ。
ここからは、M4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービスをご紹介します。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス1:RealPlayer
M4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフトの1つ目は、「RealPlayer」です。
M4Aファイルを、WAVをはじめとしたさまざまな音声ファイルに変換できるフリーソフトです。変換だけでなく、M4Aファイルを再生したり編集したりすることもできますよ。動画ファイルから音声を抜き取り、変換することも可能です。
「RealPlayer」には、無料の基本プランと有料プランがあります。変換だけであれば基本プランだけで事足りますが、有料プランに加入すれば音楽ライブラリの自動整理機能やストレージの増加などの特典がつきます。
使い勝手が良いと感じた場合は、有料プランもぜひチェックしてみてくださいね。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス2:DVDFab 動画変換
続いてのM4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフトは、「DVDFab 動画変換」です。
有料のPro版、無料体験版と無料版が用意されています。一度に複数個のM4Aファイルを変換することができ、音声ファイルの変換回数制限もなく、ファイル自体に劣化もないため、安心して利用が可能です。
ソフトの使用画面も明るく快活とした印象があり、堅苦しいイメージはありません。あまりPC操作に慣れていない方でも使いやすいソフトといえるでしょう。
Pro版へ誘導する広告がところどころで表示されるのはネックですが、無料体験版を使っていると思えばそこまで煩わしいものではありません。30日の体験期間が切れたら、M4Aファイルを変換するのは有料版にアップグレードする必要があります。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス3:XMedia recode
続いてのM4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフトは、「XMedia recode」です。
ドイツで開発されたエンコードソフト。無料で利用することができ、M4AからWAVへの変換はもちろんさまざまなファイル形式の変換が可能です。
エンコード時の詳細な設定や、カット・クロップといった編集もこのソフト一つで可能。音声変換の場合、サンプルレート・チャンネルやビットレートといった細かな変更も行えます。
ちなみに動画の場合は、映像をトリミングする「クロップ」や余白をつけられる「パディング」など、ちょっとした動画編集ソフトのような操作も可能です。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス4:XRECODE3
続いてのM4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフトは、「XRECODE3」です。
音声ファイルや動画の音声を変換できる、オーディオ専用のコンバーターです。M4AやWAV、そのほかさまざまな音声ファイルを扱うことができます。
ただ変換するだけでなく、ファイルのテンポや周波数、無音除去、音量の正規化など、マニアックな機能も揃っています。こだわりを持って品質の高い音声を出力したい方におすすめのソフトですよ。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス5:TAudioConverter
続いてのM4AをWAVへ変換するおすすめフリーソフトは、「TAudioConverter」です。
M4AファイルをWAVファイルに変換するのはもちろん、さまざまな編集機能も付属している便利なソフトです。
2つ以上の音声ファイルを1つにつなげたり、動画の音声を劣化させずに抽出したり、音量や再生速度を調整したりと、無料でありながらも多機能な点が特徴ですよ。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス6:Online Audio Converter
続いてご紹介する「Online Audio Converter」は、M4AファイルをWAVに変換できるオンラインサービスです。
これまで紹介したソフトとは違い、オンラインに置かれたサービス。インストールせず、インターネット上で完結できるのが最大の強みでしょう。
ソフトをインストールすることで発生する手間やストレージの圧迫を気にすることなく、スムーズに変換することができます。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス7:Convertio
続いてご紹介する「Convertio」も、M4AファイルをWAVに変換できるオンラインサービスです。
こちらも「Online Audio Converter」同様インストールせずにファイル変換を行うことができます。
シンプルな操作で、通常数秒以内に変換が完了します。「ほかの機能はいらないから、とにかくM4AをWAVに変換したい!」という方にはうってつけでしょう。
なお、100MBを超える大きなファイルの変換はサインアップが必須です。こちらのサインアップは有料となるのでご注意ください。
M4AからWAVへ変換するおすすめフリーソフト・サービス8:AnyConv
続いてご紹介する「AnyConv」も、M4AファイルをWAVに変換できるオンラインサービスです。
完全無料で、M4AやWAVをはじめとしたさまざまなファイル変換が可能。こちらもインストールの必要がないので、サイトを開いてすぐに変換したファイルを手に入れることができます。
デメリットは、出力の際に詳細な設定ができない点です。しかし、音に対する深いこだわりがない方にとってはむしろシンプルで使いやすいといえるでしょう。
まとめ
この記事では、M4AからWAVへ変換するためのおすすめソフト・サイトをご紹介しました。M4AからWAVへの変換は、フリーソフトかオンラインサービスを用いることで可能です。
フリーソフトは、単に変換するだけでなくビットレート変換・音量正規化・動画の音声抽出といった編集機能も充実していることが多くあります。その一方、インストールの際にやや手間がかかってしまうのがデメリットです。
その点オンラインサービスは、インストールの必要がありません。一般的にM4Aファイルをアップロードすれば、すぐにWAVファイルが手に入ります。操作がシンプルである場合も多いため、ものの数秒で完了することができますよ。デメリットとしては、ほとんどの場合フリーソフトのような音声編集機能がない点が挙げられます。
「とにかくM4AファイルをWAVファイルに変換さえできれば、ほかの機能はいらない!」という方にはオンラインサービスをおすすめします。
「どうせならいろいろ調整して、より品質の良い音声に変換したい」という方は、フリーソフトをインストールしましょう。
今回紹介したフリーソフト・サービスを用いて、スムーズな変換を行ってみてくださいね。
コメント